ギャンブル依存症(全国320万人)の増加
ギャンブル依存症の疑いがある成人は約320万人(厚生労働省・2107年調査)。
成人人口の3.6%(28人に1人の計算)にのぼります。
ギャンブル依存症は、本人に病気という自覚症状がない「否認」の病気であり、「隠す病気」だと言われています。一見普通で、見た目にも何もわかりません。しかし、借金と尻拭いを繰り返す段階で家族が認識し、さらに追い込まれた段階で、ようやく自助グループ等に参加し治療を受けるようになります。
ギャンブル依存症は、家計の窮乏、債務の負担、不払いや不正、高利貸しへの依存と自己破産、仕事と家庭の喪失、児童虐待などをもたらします。が、問題ギャンブラーは問題を隠し、嘘をつくことで事態を深刻化させ、本人ばかりか家庭や地域社会にまで影響を与えます。私は、こんな事が、「わがまち横浜」で絶対起きて欲しくない!と強く思っています。
病気の性質上、有効な薬や治療法がなく、治ったと思っても、また再発を繰り返す病気です。大変たちが悪く、やっかいな病気と言えます。会社の金の横領や使い込みなど、重篤で社会的に影響が大きい事件に繋がる病気であります。
あの事件の裏に、ギャンブル依存症の問題あり、という事で、重篤な事件に繋がる入口の1つとなっている事は間違いありません。
重篤な事件はブログ「2017年1月25日」をご参照下さい
政府や自治体(横浜など)は十分な依存症対策をすると言っています。しかし、財源も予算も支援策も人員もまったく足りていません。依存症回復施設を運営するある団体からは、「ほぼ自助の力」で団体の活動を維持している状態である。という生の声を聞いています。また、横浜市内のある回復施設の家族会では「夫がギャンブルにのめり込み、先祖伝来の土地など、すべての資産を失いそうになった」という大変重篤な事例の話も聞いています